2025/04/03 19:17

野山に自生する植物は肥料や農薬を与えずとも病害虫に侵されることなく元気に繁茂しています。一方で一般的な農業では、植物の栽培に化学肥料や農薬が必須と言われています。双方とも事実であり、どちらかを否定することはできません。

【慣行農法】
植物が必要とする窒素リン酸カリウム等の栄養を土壌に混ぜ込んで栽培する農法ですが、病害虫に弱くなるので農薬で防除する必要があります。

【無施肥・無農薬栽培】
自然の中で、数多の生命たちが互いの命を生かし合う食物連鎖というシステムが存在します。その作用機序を農地に応用することで土壌微生物叢を変化させ、肥料や農薬を使わない栽培が可能になります。それが成功すると極めて美味な農産物が収穫できます。

ただしこれには条件があります。無施肥・無農薬栽培を実現させるためには、自身の思考から常識・固定観念・既成概念を全て取り除かねばなりません。また誰かに教えを乞うのではなく、「自然」側から得たヒントを基に思考と実践を重ねていきます。

つまり、自ら調べて考え抜いて努力する過程=思考が重要であり、固定観念は思考を曇らせ未来を閉ざしてしまいます。
いわゆる自然栽培とは誰かの農法を模倣するのではなく、自らの本来持つ力(潜在意識・潜在能力)を自らが引き出すことです。

「この世」があれば「あの世」もあります。あの世が本当の世界(就寝時の夢など)であり、それは潜在意識で認識します。
現代人は左脳優位の思考ですが、潜在意識を使うには左脳と右脳が両立した思考が必要です。例えば音楽は右脳で認識しますが、見えないものを認識し理解するのが右脳です。無施肥無農薬栽培も両脳思考で実現可能になります。

私たちが見ているこの世は、思考力や想像力で理想のコミュニティ(皆が生かし合う楽しくて幸せな世界)を創造するために、意志と確信と実行力を養う修行の場です。
この世の現実世界は皆さんの思考や認知でできていて、日本人の集団意識の最大公約数が日本の社会を作り上げています。ですから、この世や人生を変えるには、自分自身の心(思考)を変えるしかありません。